A3000形
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 2016年登場。静岡鉄道では1973年より1000形が主力車両として使用されてきたが、最初期車製造から40年以上が経過し老朽化も進んでいた。A3000形はこの1000形の置き換えを目的に製造された車両で、静岡鉄道では実に43年ぶりとなる新型車両となった。因みに形式の「A」は、「Activate」「Amuse」「Axis」からとられている。車体は総合車両製作所で製造されているが、同社が手掛ける軽量ステンレス車体「sustina」をJR以外の民鉄では初めて編成単位で導入した。前頭部のみはFRP製で、丸みを帯びた非貫通構造となっている。灯具配置は左右に丸形の前照灯、中央に尾灯を2灯配置した独特なもので、いずれもLED灯を用いている。行き先表示器は種別表示を兼ねたフルカラーLED式のものが採用されている。制御方式はIGBT-VVVFインバーター制御方式で、冗長性を確保するために制御系が二重化されている。集電装置は現在一般的なシングルアームパンタグラフが採用されている。車内はロングシートで、1人当たりの掛け幅が1000形よりも拡大している。扉鴨居部には千鳥配置ながら32インチハーフサイズの液晶表示器が設けられている。車端部には車椅子スペースが設置された他、吊り革に日本で初めて二段式吊り革を採用し、多くの人が吊り革につかまりやすいよう配慮された。ただし荷棚については短距離路線であることから座席中央部のみの設置となっている。車内照明は省エネの観点からLED灯が採用されている。前述のとおり43年ぶりの新造車両であることから、静岡鉄道では初採用となる新機軸が多数採用され、静岡鉄道の新時代を担う車両となっている。A3000形の第1編成は2016年3月に営業運転を開始したが、この編成は富士山をイメージした「クリアブルー」に塗装されている。この第1編成をはじめ、当初導入される7編成は「shizuoka rainbow train」として、静岡に因んだ7種類の塗装となることになった。静岡鉄道の創立100周年となる2019年度を目途に、全7色が導入される予定となっている。また、最終的には2連12本の陣容となり、1000形を一掃する計画である。尚、A3000形は2017年に鉄道友の会のローレル賞を受賞している。

 2017,01,01 日吉町〜新静岡


■Variation
 2017年にローレル賞を受賞したA3000形。これを記念し第1編成に記念ステッカーが貼り付けられた。このステッカーはスカートに貼り付けられている。

 2018,05,27 長 沼
 2017年初頭に落成した第2編成。こちらは静岡のイチゴをイメージした「パッションレッド」を基調とした姿となっている。

 2018,05,27 日吉町〜新静岡
 2018年初頭に落成した第3編成。こちらは静岡のお茶をイメージした「ナチュラルグリーン」を基調とした姿となっている。

 2018,05,27 長 沼
 第4編成は静岡のみかんをイメージした「ブリリアントオレンジイエロー」を基調とした姿となっている。なお、第3編成と第4編成は同時に落成し、2編成連結された状態で甲種輸送されている。

 2018,05,27 長 沼