5000系
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 1984年登場。老朽化していた17m級の旧型車両を置き換える目的で製造された、大雄山線用の通勤型車両である。駿豆線の3000系に類似した車体をもつが、車両限界が駿豆線と異なるために全長は18m級で、かつ車体に袖絞りがない点が特徴となっている。また、大雄山線は始終着の駅が小田原と大雄山の2つしかないため、第5編成までは行き先表示にバイナリ・ヘッドマークと呼ばれる装置を採用している。車両性能は3000系に準じており、制動に電気指令式ブレーキを採用し、主幹制御器が右手操作型ワンハンドルマスコンハンドルとなっている点、製造時期を問わず全編成とも抵抗制御方式となっている点も同一である。車内はロングシートが基調となっているが、一部転換クロスシートを備える車両も存在する。第1編成は普通鋼製で製造されたが、それ以降の編成は3000系に先駆けてオールステンレス車体を採用した。増備に従いマイナーチェンジが施されながら3連7本21両が1996年までに製造され、それまで走っていた旧型車を事業用車を除いて全て置き換えた。尚、全編成とも東急車輌で製造されている。現在の大雄山線では全てこの5000系で旅客運用が賄われており、主力車両として活躍している。因みに大雄山線内では車両検査を行わず、全車とも駿豆線の大場工場で検査を行うため、検査時には駿豆線でも同車を見ることが出来る。

 2018,04,21 飯田岡〜相模沼田


■Variation
 1984年、最初に登場した第1編成。この編成だけ普通鋼製となっている。

 2012,12,25 五百羅漢〜穴 部
 大雄山線開業90周年を記念し、2016年に塗装変更された第1編成。5000系より前の車両が纏っていた所謂「赤電」塗装となり、前面には往年使用していた方向板も取り付けられた。

 2018,04,21 飯田岡〜相模沼田
 第1編成の塗装は2023年の検査出場に際し更に変化し、大雄山最乗寺をイメージした天狗色(朱色)一色となった。「天狗電車」という愛称がつけられ、葉団扇をデザインしたヘッドマークが掲げられている。

 2026,05,23 五百羅漢
 第3編成は2024年の検査出場に際し、大雄山線開業100周年記念事業の一環で帯色がオレンジ色に塗り替えられている。小田原市の特産である柑橘類をイメージしたもので、「オレンジトレイン」という愛称がつけられた。同年8月よりこの姿で運行している。

 2026,05,23 五百羅漢
 2019年の検査出場に際し帯色が黄色に塗り替えられた第4編成。塗装変更前のコデ165形が纏っていた黄色塗装を再現したものである。「DAIYUZAN LINE イエロー・シャイニング・トレイン」という愛称がつけられ、同年4月よりこの姿で運用を開始した。

 2019,05,26 穴 部〜飯田岡
 第4編成と似て、2019年の検査出場に際し帯色がミントグリーンに塗り替えられた第5編成。開業95周年を前に、「新たな挑戦」を体現するために5000系登場時に帯色の後補に上がっていた緑色を更に明るくした色合いに仕上げている。「ミント・スペクタクル・トレイン」という愛称がつけられ、同年9月よりこの姿で運用を開始した。

 2022,08,18 緑 町
 最終増備の第6・7編成は、スカートとLED式の行き先表示器を採用した他、コンプレッサーを変更して騒音の低減化が図られている。内装面では扉間を転換クロスシートとしたセミクロスシートとするなど、7000系に準じたものへと変更されている。

 2014,01,26 富士フィルム前〜大雄山
 第6編成は2025年の検査出場に際し、大雄山線開業100周年記念事業の一環で帯色がピンク色に塗り替えられている。南足柄市で品種登録された桜「春めき」に因んだもので、「春めき電車」という愛称がつけられた。同年4月よりこの姿で運用を開始しているが、これにより大雄山線の車両は編成ごとに異なる色・塗装を纏うこととなった。

 2026,05,23 緑 町
  第7編成は2024年の検査出場に際し、大雄山線開業100周年記念事業の一環で帯色が青紫色に塗り替えられている。これは南足柄市における市の花である「りんどう」に因んだもので、「リンドウ電車」という愛称がつけられた。同年4月よりこの姿で運用を開始している。

 2026,05,23 大雄山

2026/05/23