1000形
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 1983年登場。30形以前に製造された車両及び30形前期車の置き換え用に製造され た車両で、30形50番台で採用されたカルダン駆動方式を遠州鉄道として初めて本格的に採用した高性能車である。車体はそれまでの片側2扉から3扉となり、通勤時間帯の輸送改善に繋がっている。デザインは30形の丸みのあるものから直線基調へと変化した。特に前面は大型窓を中心に添えた3面折り妻状で、それまでの遠州鉄道車両にない斬新なデザインとなったが、これは後に登場す る2000形のみならず、国鉄のジョイフルトレイン「ユーロライナー」の展望車設計にあたって取り入れられたとされる。前述のとおりカルダン駆動方式を30形50番台に次いで採用しているが、こちらは電気指令式ブレーキが採用されており、30形との相互併結は行えない。反面後に登場する2000形とは相互に併結が可能である。車内はロングシートで、貫通扉が設けられていないことから広々とした印象を持つ。尚、貫通路は東京メトロ6000系などと同じキノコ型の形状をしている。1000形は1996年までに7編成14両が製造され、2000形の台頭までは遠鉄一の大所帯となった。尚、第3編成以降はボルスタレス台車を採用し、更に最終増備車では初めて車内案内表示器が取り付けられたが、車内案内表示器に関しては現在1000形の全編成に搭載されている。初期車を中心にパンタグラフの換装、モケットを2000形と同じ色にするなど2000形にあわせた更新がなされており、長らく全編成が在籍したが、初期車の製造から40年近く経過したこともあり、2021年に先んじて第1編成が運用を離脱し廃車されている。現在のところそのほかの編成は健在であり、引き続き主力車両としての活躍が続いている。

 2008,09,06 西鹿島


■Variation
 現在の1000形。編成により集電装置等に違いはあるが、方向幕については英字入りのものに換装されている。

 2017,01,01 積 志〜西ヶ崎

2021/07/15