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西武鉄道では2030年度までに直流モーターを搭載する抵抗制御車、界磁チョッパ制御車を一掃し、全車両をVVVFインバーター制御車とする計画を2022年に立てている。この計画では車両新造の他、他社で使用されているVVVFインバーター制御車両を譲受し導入することで、全体的なイニシャルコストの軽減を図ることとなった。この「他社から譲受したVVVFインバーター制御車両」を西武鉄道では「サステナ車両」と呼称し、その第2陣として東急電鉄で使用されていた9000系を西武仕様に改造の上導入することとなった。小田急から譲渡された8000系とは異なり既に9000系は使用されている形式であることから、空き番号であった7000系に改番されている。元々東急では5両編成を組んでいたが、西武譲渡に際しては4両編成に短縮されている。外装は8000系と同様緑と青の市松模様を基調としたデザインとなり、前面窓下や側面の帯が市松模様となった。また、前面窓付近から上部は表示器周りを含めて黒く処理された他、戸袋部分は青と緑のグラデーションとなっている。また排障器や空調装置も更新されるなど、東急時代の面影を残しながらも、装いを一新している。本形式はワンマン運転が考慮されており、そのため側面には車外カメラが新設されており、乗客が車両に接近した際に検知し乗務員に通知する機構を導入している。また、半自動扉開閉機構を備え、側扉付近に押しボタンが設置された他誤開扉防止システムも実装されている。制御装置は更新されており、IGBT-VVVFインバーター制御方式に改められている他補助電源装置も新調されている。主幹制御器は東急時代に引き続きワンハンドルマスコンハンドルだが、前述のワンマン運転に対応するためモニタ装置やITV用の液晶モニターも新設された。車内は化粧板や床材を東急9020系に準じたもの、天井の素材を既存のものより不燃化したものに変更し、半自動開閉用の押しボタンが新設されたが、基本的な構成は東急時代と大差はなく、車端部のボックスシートも存置されている。また、妻面や袖仕切りが木目調である点やピンク色のモケット、扉鴨居部の2段式の車内案内表示器や扉開閉予告灯は東急時代からそのまま引き継いでいる。7000系は2026年6月からまず狭山線で営業運転を始め、同時に同線でのワンマン運転が開始される。増備次第、多摩川線や飯能以北等他の区間にも投入され、新101系や4000系等を置き換えていく予定である。なお、本形式の改造は東急テクノシステムが担っており、改造工期の都合から武蔵丘車両検修場での改造の他、長津田車両工場で先行改造が行われた編成も存在する。
2026,05,21 西武球場前 |