5000系
トップページ鉄道写真図鑑泉北高速鉄道>5000系
 1990年登場。近い将来予定されていた光明池〜和泉中央間の延伸を見据えて製造された、南海電鉄の車両をベースとしていた在来車両とは全く異なる初の独自設計車両である。車体は泉北高速鉄道の車両として初めてアルミ製かつ全塗装車両となり、白地を基調に濃淡ブルーの帯が配されている。前面は泉北高速鉄道の車両として初めて非貫通構造となり、くの字状に折れ曲がったデザインと大型ガラスの採用により、泉北高速鉄道の車両イメージを大幅に一新している。機構面でも、GTO-VVVFインバーター制御装置や車両制御情報管理装置、電気指令式ブレーキ、ボルスタレス台車など数々の新機軸を取り入れた。この5000系は全編成とも8両固定編成で製造されているが、自社車両のみならず直通先の南海でも現在まで唯一の8両固定編成車両となっている。車内はオールロングシートで、扉鴨居部には車内案内表示器、ドアチャイムが取り付けられており、サービス面においても従来の3000系と比べて大幅に向上している。直通先の南海電鉄でも同時期に初のVVVFインバーター制御車両である2000系が営業運転を始めたばかりであり、更にその2000系も在来車両と共通運用である関係上電気指令式ブレーキは採用されず、車内には案内表示器及びドアチャイムの装備もなかった。この事から見ても泉北高速鉄道の同車への意気込みが伺える。登場時は8両1編成のみが自社線内のみで限定運用されていたが、1995年までに8連5本が製造されて今や主力車両に成長した。なお、第2編成以降は車いすスペースを標準装備している。一時期は6連の運用が増加していたことで日中は線内運用中心になっていたこともあるが、2015年以降8連で南海高野線に乗り入れる運用が増加したことで、現在は終日難波〜和泉中央間で用いられている。尚、2015年よりリニューアル工事が開始されており、施行車は車内が7020系に準じた仕様へと変更され、大型袖仕切りの設置や車内案内表示器のLED化、側扉の交換などがなされた。また照明器具がLEDとなり印象が若干変化している。

 2008,08,06 新今宮


■Variation
 5505Fは、泉ヶ丘駅近くに位置する府立大型児童館「ビックバン」の開館に伴い、1999年に松本零士氏デザインの特別塗装が施された。長らく同じ塗装で走っており、南海50000系にも引けを取らない強烈なインパクトを放っていた。「ハッピーベアル」という愛称が付けられ親しまれていたが、惜しまれながら2017年に同塗装での運用を終了した。

 2008,08,06 新今宮
 リニューアル工事の施された5000系。外観上は前照灯、尾灯等がLED化された他、側扉をステンレス製(車内側無塗装)のものに換装した点が既存車とは異なる点である。車内はモケットの換装、大型袖仕切りの新設、化粧板、床材の張替えなど比較的大規模に施工されている。車内案内表示器は従来のLEDからLCDに変更されている。このリニューアルは2015年以降順次施工されており、2018年の施行車からは行き先表示器のフルカラーLED化も行われている。

 2019,05,04 新今宮
 表示器のフルカラーLED化及び前照灯のLED化がなされた5000系。2018年のリニューアル施工車よりこの形態に移行している。

 2019,10,05 浅香山
 2018年より、沿線の大学・短期大学3校とタイアップしたラッピングが施された5503F。既存の塗装パターンを活かしつつ、各学校のスクールカラーの帯を纏い、学校名・ロゴが併記されたものとなっている。このうち和泉中央方2両は桃山学院教育大学のラッピングが施され、紫色の帯を巻く。

 2019,10,05 浅香山
 前述の5503Fのうち中百舌鳥・難波方2両は桃山学院大学のラッピングが施され、臙脂色の帯を巻く。なお、中間2両はプール学院短期大学のラッピングが施され、ピンク色の帯を巻く。

 2019,10,05 浅香山
 5503Fは2023年から「鉄道むすめ」と泉北高速鉄道のマスコットキャラクターが描かれたラッピング車両となっている。和泉中央方の5504号車はピンク地を基調に「鉄道むすめ」が描かれており、異彩を放っている。なお、ラッピングのほぼ施されていない中間車は新塗装に改められている。

 2024,03,09 天下茶屋
 5503号車は青地を基調に、泉北高速鉄道のマスコットである「せんぼくん」「ブラックせんぼくん」が描かれている。

 2024,03,09 天下茶屋

2024/03/24