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登場から現行CI導入まで纏っていた濃淡グリーンのツートンカラーに復元された7169F。7100系の登場55周年を記念し、2024年8月からこの姿で運用に入っている。同塗装のリバイバルは7000系の引退時以来である他、同時期には10000系のうち1編成も旧塗装に復元されており、運用によっては旧塗装同士の特急「サザン」を見ることができるようになった。
2025,09,01 紀ノ川 |
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2012年に開業100周年を迎えた加太線では、沿線の観光協会と共同で同線の魅力発信、観光振興を目的に2014年11月から「加太さかな線プロジェクト」を立ち上げた。このプロジェクトの一環で、「乗るだけで、おめでたい気分になる電車。 ずっと乗っていたくなるような、愛でたくなる電車。」というコンセプトにより、沿線で採れる鯛等をモチーフにした「めでたいでんしゃ」が2016年から運行を開始した。最初に登場した編成(7187F)はピンクを基調とし、内外装とも鯛をイメージしたものに変更されており、クーラーキセの部分まで着色されている。この編成は後に「さち」という愛称がつけられることとなった。なお、加太線の観光振興という側面が強いため、「めでたいでんしゃ」に改装された編成はほぼ加太線専属運用となっており、特別なイベント等を除き他路線では用いられない。
2025,09,01 紀ノ川 |
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2017年には新たな「めでたいでんしゃ」として7167Fが抜擢され、加太の海をイメージした水色基調の内外装となった。この編成は後に「かい」という愛称がつけられると共に、先に登場した「さち」と結ばれるという設定となった。その後2019年には「さち」「かい」の子供という位置づけで、7197Fが赤色基調となり「なな」という愛称がつけられた。
2025,09,01 紀ノ川 |
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2021年には新たな「めでたいでんしゃ」として7195Fが黒基調の外装となり「かしら」という愛称がつけられた。「さち」の「兄」という設定で、他編成とは異なり鯛の他に海賊船をイメージしたデザインとなっている。
2025,09,01 紀ノ川 |