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1990年に製造された初期車4連3本は側面のビードの数が1本多く、また製造当初は旧来の標準色である濃淡グリーンの帯を巻いていた。後に帯色は他編成に合わせられているが、かつて緑の帯が巻かれていた箇所にグレーの帯が配されている点が、他編成には見られない特徴となっている。また集電装置が分散配置されている点も他編成にはない特徴である。なお、2000系は高野線での運用減少と南海本線での7000系の置き換えにより2007年以降南海本線に転属した編成があり、南海本線では識別のために正面窓に「2扉車」と明記したステッカーが貼りつけられた。南海本線での運用は2024年に終了しており、以降は全編成とも高野線に復帰している。前照灯は全編成とも2020年以降LED灯に換装されている。
2024,07,07 天下茶屋 |
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1992年に製造された編成から、1000系と同じく新CI導入に伴い帯色が青とオレンジに改められたが、1000系と異なりこちらは引き続き無塗装となっている。このグループはカラースキームが1000系に合わせられ、車内に車椅子スペースが新設されている他、座席もバケットタイプとなっている。
2018,02,11 新今宮 |
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ワンマン化改造が施された2000系。2200系・2230系の置き換えを目的として、余剰気味となっていた2連の編成に対して施工されている。元々2000系は冗長性確保の観点から2連での単独運用は行われていなかったが、この転用により解禁となっている。2連5本にワンマン化が施工され、後述の「めでたいでんしゃ」となった1本を除き汐見橋線、高師浜線、多奈川線でそれぞれ充当されている。
2024,07,07 羽 衣 |
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2036Fは新たな「めでたいでんしゃ」となり加太線に転用された。既に投入されている「めでたいでんしゃ」の「遠い御先祖様」という設定で、「かなた」という愛称がつけられている。「太古の時代と未来をつなぐ」というデザインコンセプトで、和歌山市方が「太古の記憶」、加太方が「未来への想い」とそれぞれテーマ分けされており、過去から現在を経て未来までを繋ぐイメージを、虹色で表している。2024年7月からこの姿での運行が開始されており、現在のところ加太線では唯一の2000系となっている。
2025,09,01 和歌山市 |