 |
なんばパークスの全面ラッピングが施されていた1001F。初期に製造された6連3本、2連3本については車体幅が2744oと以降に製造される車両よりも細く、袖絞りも小さいのが特徴である。初期車は高野線への在籍が長かったが、現在はいずれも南海本線で運用されている。
2008,08,06 今宮戎 |
 |
2連を組む1次車については、後期に製造された幅広車と連結した際に側灯の視認性に難があったことから、後年台座部の嵩上げがなされており、側灯の位置が幅広車と揃えられている。
2018,02,11 今宮戎 |
 |
住之江競艇のラッピングが施されていた1005F。1994年製の車両からは建築限界の変更を反映し車体幅が2850oに拡大されている。なお、座席指定車を連結しない南海本線の「特急」は2012年まで定期運用が存在したが、現在は代走のみとなっている。
2008,03,14 天下茶屋 |
 |
「インバウンド対応工事」と称される更新が施された1000系。関西国際空港等を利用する訪日外国人旅行者等に対応するために施されたもので、種別・行き先表示器をフルカラーLEDに改め4か国語表記に対応させた他、車内案内表示器も8300系と同型の液晶表示器(千鳥配置)に改めている。後述の50番台を含め、2024年までに全編成に施工された。なお、前照灯のLED化も並行して行われた他、現在はそれらとは異なる機器更新工事の施工も始まっている。
2025,09,01 紀ノ川 |
 |
2001年に製造された4連1本は大幅なマイナーチェンジが施されており、この編成のみ50番台に区分されている。この編成は既存車に比べてコストダウンを図った設計となっており、ステンレス地が無塗装な点が特徴である。また、制御方式がIGBT-VVVFインバーター制御方式となり、集電装置にシングルアームパンタグラフ、台車にボルスタレス台車が採用される等、南海電鉄における新機軸が取り入れられている他、ドアチャイムや転落防止幌等も南海電鉄では初めて採用されている。反面運転台は既存車がデジタルメーターであったものがこちらはアナログメーターに回帰している。本車は1000系では唯一の4両編成であるが、本車以降1000系は製造されておらず、結果的に最後に製造された1000系となった。
2014,09,14 住吉大社 |
 |
「インバウンド対応工事」と称される更新が施された1051F。同編成は2018年以降高野線に転属し、他編成の対応工事が完了し南海本線に集結した2020年以降も引き続き原型で高野線に在籍していたが、2024年に対応工事が施工されており、併せて南海本線に復帰している。
2024,07,31 新今宮 |