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2011年登場。3000形に次いでアルナ車両にて製造された超低床連接車両であり、現在の長崎電気軌道では最新型の車両である。3000形に引き続きアルナ車両などが開発したリトルダンサーを採用しているが、3000形の反省を踏まえ、更に改善を施した「タイプUa」と呼ばれる3車体2台車連接車両となっている。リトルダンサータイプUaは既に豊橋鉄道や富山地方鉄道でも導入されているが、こちらは初の標準軌仕様となった。3000形に比べて角ばったその車体は長さが3000形と比べて1200mm長くなっており、その結果定員が10名増加している。塗装は白を基調に窓周りを黒、その上下を赤くしたもので、2000形等のオリジナルカラーに近づいたものとなった。また、この5000形では3000形では廃されたバックミラーが復活し、運転台横に取り付けられている。車内はロングシート基調のセミクロスシートで、3000形に比べて車内の傾斜が緩まり、また最少通路幅も3000形に比べて拡大している。制御方式はIGBT-VVVFインバーター制御で、電気指令式ブレーキ・回生ブレーキを備えるが、基礎ブレーキ装置には3000形で採用された電動ばね式ブレーキではなく、空気ブレーキが採用されている。5000形は2011年2月に営業運転を開始した。長らく2編成の陣容となっていたが、2019年に表示器のフルカラーLED化等の仕様変更がなされた1本が落成し、3編成体制となった。基本的には3000形と共通運用されている。
2013,03,15 浦上車庫前 |