1700形
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 1999年登場。廃車となった元都電2000形である700形の台車・走行機器類を流用し、アルナ工機にて車体を新製した車両である。このため、制御装置は直接制御、駆動方式は釣り掛け駆動方式となっている。ただし長崎電気軌道として初となる足踏み式デッドマン装置を装備している点は従来車と異なる。1997年まで製造されていた1500形と類似した車体となっているが、こちらは長崎電気軌道の車両として初めて、車内に車椅子スペースが設けられた。このスペースは跳ね上げ式の座席となっており、車椅子スペースとしての使用時には座席を跳ね上げる。また、車内の押しボタンが増設された他、中央扉の開口が50mm広がり、乗降の効率化が図られている。更に車内のカラースキームは他の車両とは異なるものとなっている。1700形は1999年に2両が製造されたものの、翌年には1800形が製造されたためにこの2両のみの陣容となっている。現在に至るまで、他の単車と混じり共通運用されている。

 2013,03,15 浦上駅前


■Variation
 十八銀行の車体広告車となっていた1701号車。長崎市電は全面広告車の割合が高く、また時期によって変わるためバリエーションは非常に豊富である。

 2013,03,15 長崎駅前