1300形
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 1987年登場。車両の体質改善を図る目的で1200形についでアルナ工機で製造された機器更新車両である。車体は1200形に準じているものの、こちらは路線縮小のあおりを受けて廃車された西鉄北九州線300形の廃車発生品が流用されている。1200形と比べると窓形状や車番の位置が変更されている他、集電装置が新製のZ型パンタグラフとなり、その形状が変わっている。また前面の方向幕に、長崎電気軌道の車両としては初めて英字入りの字幕が採用されており、同型の2000形・1200形も後に同じ仕様に改められている。車内は1200形と同じくロングシートであるが、1200形と比べて手すりが増設されている他、登場当初は着席区分を明確にすべくモケットの色分けがなされていた。1300形は1989年までに5両が製造されており、他車に混じり主力車両の一つとして活躍している。尚、同車は2000年以降にステップ改良工事が行われた程度で今のところ間接制御化改造は施行されていない。

 2016,11,13 西浜町


■Variation
 全面広告を纏っている1304号車。長崎市電は全面広告車の割合が高く、また時期によって変わるためそのバリエーションは非常に豊富である。

 2013,03,15 浦上車庫
2016/11/22