C15形
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 1956年登場。栗原電鉄の車両では珍しい制御車両である。登場時は元阪急の木造車体を使用しておりC14形という形式だったが、車体は老朽化が進んでいたため、1960年にM15形に準じた車体に載せかえられC15形と形式変更された。M15形と異なり片運転台車両ではあるが、細倉方は切妻方の形状となっておりテールライトが設けられているので一見するとそちらにも運転台があるように見える。尚、当時の車両が殆ど非貫通であったために貫通扉は設置されなかった。車内はM15形と同じくロングシートであった。2両が製造されラッシュ時を中心に走っていたが動力内燃化に伴い廃車されている。その後は1両が若柳駅構内に、1両が「チャチャワールド石越」に保存されていたが、若柳駅構内のC151号車は2009年に解体されている。

2007,03,26 若 柳