ED301形
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 1984年登場。同年貨物輸送が廃止された南海電鉄より、ED5200形1両の譲渡を受けたものである。ED5200形は凸型電気機関車の中では新しく1963年製の高性能機関車で、主に和歌山地区における貨物輸送に従事していた。南海時代は深緑色の塗装だったが、三岐竣工時に茶地に黄帯という機関車標準色に塗り替えられ、更に1995年にはグレー地にオレンジ帯に変更されている。尚、竣工に際して特段大きな改造は行われていない。竣工時は富田駅構内において入れ換え用に使用されたが、後に太平洋セメント藤原工場に移動して現在は同所の入れ換え専用機となっている。本線用ATSを搭載していないため、検査時などを除いて滅多に本線上には姿を現さないが、所謂「南海型」機関車としては最後の1両となるため貴重な存在であるといえよう。

 2008,03,17 伊勢治田〜東藤原