1380系
トップページ鉄道写真図鑑名古屋鉄道>1380系
 もともとは7500系の機器を流用した1230系であったこの車両、2002年9月に起きた事故で特別車2両が廃車されてしまったことにより残された一般車4両は一般型車両に格下げの上、翌年1380系と形式変更された。豊橋寄りの先頭車1384号車は元々中間車両であったものに1800系と同等の運転台を取り付けており、その新設運転台後部には車椅子スペースとロングシートが設置され窓は埋められた。元々の先頭車である1534号車に比べるとやや全長が長くなっており、新設されたロングシートも1人分多い3人掛けとなっている。なお、その他の車内は基本的に従来のまま転換クロスシート主体で存置されている。塗装はそれまでのパノラマスーパー塗装から一般車用のスカーレット一色に変更されており、特急運用からは外れることからミュージックホーンも取り外されている。前述の経緯から改造された車両ゆえ4両1編成のみの存在であり、当初は限定運用が組まれたが後に他車4連と共通の運用に就くようになった。前述のとおり機器流用車であることから早期に置き換え対象となり、2015年に3300系の増備車が配備されたことで置き換えられ、同年9月に廃車された。

 2008,03,16 神宮前
2016/06/11