モボ21形
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 1994年登場。同年の平安遷都1200周年を記念して製造された車両で、他の車両とは異なるレトロ仕様の車両となっている。外観は他の車両と異なる茶色を基調とし、装飾帯が前面・側面に施されている(27号車が銀色、26号車が金色)。また屋根部分がダブルルーフを意識した構造となっており、かつて使用されていた木造車両を彷彿とさせるデザインとなっている。車内はロングシートながらこちらもレトロ仕様となっており、茶色のモケットや木目調の化粧板をはじめ、白熱灯風の蛍光灯カバーや真鍮製の網棚、丸い戸袋窓と言った細部にわたってレトロ調となっている。尚、車いすスペースやカードリーダーといった設備は他の車両と同様に備えている。尚、下回りは廃車になったモボ121形の機器が流用されており、車両性能は同じくモボ121形の機器流用車であったモボ621形と同一であり、それ故車番はモボ620形の下2桁の続番となっている。26・27号車の2両が在籍しており、通常は他車に混じって全線で使用されるが、レトロ車両であることから貸し切り運用には優先的に使用されている。

 2008,03,08 帷子ノ辻


■Variation
 モボ26号車。こちらは装飾帯が金色となっている点が特徴である。

 2017,09,23 西 院