モボ101形
トップページ鉄道写真図鑑京福電鉄>モボ101形
 現在在籍しているモボ101形は、1929年に製造されたモボ101形の台車・走行機器類を流用したうえで、1975年に武庫川車両工業で新造された車体(1971年に製造されたモボ301形と同一形状)を組み合わせた車体更新車である。更新時点で製造からは40年ほど経過していたが、台車は1968年以降に新造されており、かつモボ301形と同等の台車を搭載していたためにその取扱いはモボ301形と殆ど変わりのないものとなった。なお、集電装置は更新直後はポール集電であったものの、1975年12月の時点でポール集電が廃止されたため、以降はZ型パンタグラフが取り付けられた。元々モボ101形は6両が在籍し、6両すべてが車体更新されたため引き続き6両の陣容となっている。因みに更新前のモボ101形のうち2両は車体修繕が行われていたが、この2両も現行車体に更新されたため、既存の車体はモボ111形のうち2両の車体と振り替えられており、1992年まで存続した。現行車体は当初はツーマン運転仕様、非冷房車であったが、1982年の一部ワンマン運転開始にあわせワンマン運転化改造が施され、更に1992年に冷房化が施され、サービスアップが図られている。1両廃車された同型のモボ301形とは異なりこちらは6両とも健在で、他社に伍して主力車両の一翼として活躍している。

 2015,03,28 嵐電嵯峨


2017/10/03