キハ101形
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 キハ101形は、加悦鉄道の開業10周年を記念し、1936年に日本車輌で製造されたガソリンカーで、加悦鉄道ではDB12形と並び希少な自社発注車両である。全長12m級の半鋼製車で、台車の片側がボギー台車、反対側が単台車となっている、「片ボギー式」と称される構造を採用している。このうち、駆動台車はボギー台車ではなく単台車側となっている。連結器は自動連結器をベースに簡易・軽量化が図られた水津式連結器が採用されており、貨車を連結した客貨混合輸送や機関車による被牽引に配慮されている。前頭部は両側ともバゲットを備えており、戦中期は燃料不足からバゲット部に代燃機関として木炭ガス発生装置を設置した。製造当初、エンジンはアメリカはウォーケシャ社製のガソリンエンジン(出力78PS)を搭載していたが、前述のとおり燃料事情が厳しい戦中期は代燃機関を搭載した他、客車代用としても用いられた。なお、外装は製造当初は茶色一色であったが1962年にバーミリオンとクリームのツートンカラーに改められている。車内はオールロングシートとなっている。運転台は半室構造で、客室部分とは仕切りで仕切られている。前頭部には跳ね上げ式の座席を備え、車掌乗務の際は跳ね上げる仕様となっていた。1968年に内燃機関がディーゼルエンジン(三菱重工製)に換装されており、キハ51と共に旅客輸送の主力車両として長く活躍した。キハ10形導入の頃から休車状態となり、そのまま加悦鉄道の廃線を迎えている。廃止後は加悦SL広場で保存されており、長らく静態保存であったが2002年からの大規模修繕に際し動態復元されることになり、2004年には再び自走可能となった。以降イベント時などに走行する姿が見られたが、2020年の同園閉園により見納めとなった。現在も加悦SL広場跡地に置かれており、片ボギー式台車、水津式連結器を有する最後の車両として非常に貴重な存在となっている。

 2013,07,20 加悦SL広場


■Variation
 単台車側を望む。こちら側が動台車となっている。台車は前後で異なるが、車体自体は左右対称となっている。

 2015,05,05 加悦SL広場
2026/07/08