デト1000形
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 デト1000形は、1974年に武庫川車輌で製造された電動貨車である。京福電鉄のモト1000形と同時期に製造されており、全長10.7mの両運転台で荷台に電動のクレーンを有する構造や車両の仕様もほぼ同じである。尚、台車や主電動機などの機器類は京都市電の廃車発生品を流用している。このため駆動方式は釣り掛け駆動方式である。集電装置は製造当初はポールで、後にZ型パンタグラフに換装されているが、現在に至るまで走行機器の換装等はされていないため、2008年のデオ600形引退後は唯一の釣り掛け駆動車両となっており、併せて京福電鉄時代から継承された唯一の車両となっている。主に枕木の運搬やバラスト散布などに使用されるが、殆どが夜間帯の稼働となり、通常は修学院車庫に留置されている。

 2008,10,04 修学院車庫(敷地外より撮影)