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デオ100形は2025年の叡山本線開業100周年を記念し、最後までリニューアルされずに残っていたデオ720形2両(デオ721号車・724号車)のリニューアルの際に、片運転台化のうえ2両組成として観光列車に改造したものである。形式のデオ100形は、前述のとおり開業100周年に因んだものとなっている。前面デザインは他のデオ720系列のリニューアル車に準じているが、デオ900形のような天窓を新設した点が特徴である。「着物をまとって舞うように旅をする」というコンセプトのもと、外装は叡山電鉄の沿線における四季の移ろいを「花の丸文様」で表現し、さらに伝統的な文様をあしらい、着物のような和柄でまとめられている。外装デザインは沿線ののファブリックメーカーである叶島織物セルコンが手掛けている。車内はオールロングシートで、座席はバケットタイプに改められており、着物の帯をイメージし扇子柄があしらわれている。袖仕切りは文様が入れられている他、スタンションポールは簪、吊り手は髪飾りにそれぞれ見立ててデザインされている。吊り手と床は木目調となった。なお、天窓を設置した都合上荷棚は設置されていない。連結部分はフリースペースとなり、「MAI-SPOT」という名称がつけられた。モケット付きの腰当てやUSBコンセント、掴み棒が設けられた他、機器箱の上部を鞍馬石で装飾している。連結面の鴨居部には運賃表示器とは別に液晶式の車内案内表示器が設けられているが、これは叡山電鉄では初めて設置されたものである。なお、走行機器類はリニューアル前から変化はない。デオ100形は2025年9月に先行して落成した1両が八瀬比叡山口駅でお披露目された後、2025年12月から営業運転を開始した。叡山本線を主体としていた種車とは異なり主に鞍馬線系統で運用され、基本的には特定の曜日に、デオ900形と同じ運用に充当されるようになっている。
2026,04,28 修学院車庫 |