9200形
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 1992年登場。老朽化した車両の置き換えを目的に投入された車両で、8200形・8800形に続くVVVFインバーター制御車両である。前面は8800形に準じた大型一枚窓・角型ライトが特徴の流線型となっているが、8800形と比べると傾斜がやや急になっており、更に排障器の形状が変更されている等の点が異なる。8800形が前後扉であったのに対し、こちらは従来通りの前・中扉の配置に戻っており、中間扉は乗降の効率化を高める為に4枚折り戸が採用されている。前述の通り制御方式はGTO-VVVFインバーター制御方式であり、回生制動併用の電気指令式ブレーキを搭載する点でも8800形と同一となっているがコンプレッサーが変更されている。9200形は1994年までに5両が製造されており、一部の1080形を置き換えた。現在も主力車両の一つとして使用されているが、同車より後の新造車両は低床連接車両であるため、単車は本形式が今のところ最後の車両となっている。2012年より機器更新が始まっており、2016年までに全車がIGBT-VVVFインバーター制御方式に改められた。

 2013,03,16 市立体育館前


■Variation
 8800形に続き熊本の姉妹都市の愛称が付けられた9201号車。こちらは「ハイデルベルク号」となっており、やはり専用の塗装を纏っている。

 2013,03,17 交通局前
 機器換装後の9205号車。同車については集電装置もシングルアームパンタグラフに改められている。

 2018,11,25 交通局前