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8500形は1985年よりアルナ工機にて製造された車両である。その3年前に製造された8200形はVVVFインバーター制御方式を採用した高性能車両であったが、こちらは廃車された1200形の台車・走行機器類を流用しているのが特徴で、直接制御方式の釣り掛け駆動車両となっている。車体は8200形に準じているが、こちらは前面の方向幕部分が8200形に比べて前に突き出している他、前扉が引き戸となっている点、側面方向幕が下部に設置されており側窓の大きさが統一されている点などが8200形との外観上の異なる要素である(尚、側面の方向幕は現在使用されていない)。車内はロングシートと1人掛けの転換クロスシートを備えたセミクロスシートとなっており、アコモデーションとしては8200形とほぼ変わらない。この8500形は翌年までに4両が製造されており、それに伴い同数の1200形が廃車されている。2023年の時点では全車両とも在籍しており、主力車両の一つとして活躍している。なお、2021年からリニューアル工事が施工されており、施工車はクロスシートが撤去されており、オールロングシートとなった。当初はクロスシート撤去部分は立ち席スペースとなっていたが、翌年ロングシートが追設されており、座席数の減少は抑えられた。
2013,03,17 市立体育館前 |