2400形
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 2024年登場。老朽化した9700形等既存車両の一部置き換えと、1列車単位の輸送力向上により通勤通学時の混雑緩和を図る目的で導入された超低床車両で、0800形以来16年ぶりの新形式車両である。それまでの9700形と0800形が「ブレーメン型」と称されるドイツの新型低床路面電車の流れを組む新潟鉄工所・新潟トランシス製の車両であるのに対し、こちらはアルナ車両が手掛ける超低床車シリーズである「リトルダンサー」が採用されている。福井鉄道F2000形に次ぎ、全長21m級の3車体3台車連接車体である「タイプnew-L」となった。車体は直線基調で、前頭部が絞られた形状となっている。また、熊本城をイメージした黒と肥後漆喰をイメージした白を基調とした、シンプルかつスタイリッシュな外装となっている。表示器類はフルカラーLEDが採用されている他、前面右下には青色の警告灯が設置されている。この警告灯は本形式導入に前後し、既存形式にも取り付けられた。駆動方式はTD平行カルダン駆動方式が採用されている。制御方式はIGBT-VVVFインバーター制御方式で、殆どのリトルダンサーシリーズの車両と同様、東洋電機製の制御装置を搭載する。かご形三相誘導電動機の出力は85kwで、これを1編成あたり3基備えている。加減速度は既存の超低床車と同様だが、設計最高速度は70km/hとなっている(営業運転での最高時速は40km/h)。主幹制御器は右手操作式のL字型ワンハンドルマスコンハンドルとなったが、この形状の主幹制御器は熊本市電では初の導入である。車内は全てロングシートであり、外装と同様黒と白を基調としたモノトーン調にまとめられている。乗車定員は112名となり、それまでの0800形と比べ実に1.5倍もの収容力を誇っている。乗務員室背後、台車上部の高床部分にも座席が設けられているが、このうち一部には折り畳み式座席が採用されている。車内案内表示器は液晶式で、運転台背後のみならず中間車の天井部にも設置されている。なお、熊本市電の他の超低床車と同様ツーマン仕様であり、後部扉付近に車掌(トラムガイド)用の乗務スペースを備えている。2400形は2024年11月に営業運転を開始した。当初は2編成の陣容であったが、各年2編成ずつ増備され、2026年時点では4編成が在籍する。現時点では12編成まで増備される計画であり、その暁には熊本市電で最も両数の多い形式となる予定である。

 2026,07,25 花畑町


2026/07/27