6500系
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 6500系は、6000系に続いて既存系列の置き換えを目的に、2016年に登場した通勤型車両である。車体は軽量ステンレス製で、車体デザインは6000系に準拠しているが、6000系が全電動車で4連を組んでいたのに対し、こちらは更に経済性を重視し、中間に付随車を組み込んだ2M1Tの3両編成となった。制御方式はVVVFインバーター制御方式で、神戸電鉄では初めてインバーターの素子にSiCが用いられた。主電動機には全閉式の三相かご型誘導電動機が用いられ、静粛性、メンテナンス性の向上や、一層の省エネ化が図られている。これに加え、灯具類を全てLEDとすることにより、1000系列に比べて60%程度使用電力量が低減されている。また、6000系に引き続き、急勾配区間の走行に鑑み回生ブレーキの他に発電ブレーキと保安ブレーキを備える。車内はオールロングシートで、カラースキームは6000系に準じているが6000系と比べて袖仕切りが大型化されている。また、車内案内表示器は32インチハーフサイズのLCDが扉鴨居部に1基ずつ千鳥配置されている。6500系は2016年5月に営業運転を開始し、1000系列のみならず初期に製造された3000系も置き換えている。2018年現在は4編成の陣容で、着実に勢力を伸ばしつつある。

 2018,01,02 鈴蘭台
2018/12/10