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1986年登場。京都市営地下鉄烏丸線への直通運転に際し、乗り入れ車両として製造された。京都市営10系にあわせて貫通扉が左に寄っている左右非対称の前面デザインであるが、近鉄車両の中でこのデザインは異色であり3200系の他には大阪市営中央線直通車及び後継の3220系にしか採用されていない。近鉄の量産車としては初めてVVVFインバーター制御方式を採用した他、現在近鉄の車両でもっともポピュラーなマルーンとホワイトの2色塗装を初めて採用するなど、その後の近鉄車両の礎を築いたエポックメーカーである。6連7本の42両が製造され、主に京都線の地下鉄直通運用に使用されるが、それ以外の運用もあり地上線の京都や奈良線・難波線にも顔を出すことがある。2006年以降更新工事が行われており、行われた車両は3220系に準じた内装となった。
2008,03,09 今 里 |