1430系列
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 1990年登場。標準軌の路線全てで使用できるように機器や車体を標準化したVVVFインバーター制御方式の通勤型車両である。当時は1230系列の増備が進んでいたが、この1430系列はVVVFインバーター制御方式の試作車である1420系やその量産車である1422系と同じ三菱製の制御装置を搭載している点が特徴であり、これにより形式名が分けられている。本系列は1998年まで製造が続いたが、製造途中で幾度かの仕様変更があり、仕様変更に合わせて形式も変化している。具体的には補助電源装置を静止型インバータに変更した系列は1435系、それに加えてボルスタレス台車を採用した系列は1436系、更にTc台車のディスクを多重化し、路面清掃装置を搭載した車両は1437系、1437系をワンマン化改造した車両は1440系と形式分けがされており、全て合わせて2連15本の在籍となっている。1230系とは異なり奈良線・京都線系統への配置はなく、全車とも大阪線か名古屋線の何れかに配置されており、単独運用から増結運用までを一手にこなす。2008年以降内装が「シリーズ21」に準じたカラースキームへと変更され、車内案内表示器なども新たに取り付けられる等の改造がなされた他、2023年からはA更新工事が開始され、内外装共にそれまでの車両と一線を画すほどの大規模な更新がなされている。

 2009,03,20 近鉄八田


■Variation
 1992年に製造された1435系。1430系をベースに、補助電源装置がSIVに改められた車両である。続番となる1436Fでは台車がボルスタレス台車となり形式も1436系と改められたため、1435系としては2両のみの陣容である。高安検車区に所属し、基本的には大阪線で用いられる。

 2022,07,13 伊賀神戸
 A更新が施された1435系。1230系列等と同様、前照灯・尾灯の換装及び位置変更、表示器のフルカラーLED化、8A系に準じたアコモデーションへの更新など、その内容は多岐にわたる。前述のとおり1435系は1本のみだが、御多分に漏れず更新が施されている。

 2024,10,19 大和八木
 1437系のグループは、台車がボルスタレス化されただけでなく、Tc車のディスクブレーキが増設されている点が特徴だったがこの点は後に元に戻っている。2006年以降2連4本にワンマン化改造が施され、1440系という形式が付与された。

 2008,08,11 伊勢中川
2024/10/27