|
都営新宿線への直通対応編成は30番台に区分されていた。8連と2連がそれぞれ存在するが、京王直通車の全列車10連化後余剰となった8連車は直通運用に充当されることなく本線運用に従事した。8連のまま存置された30番台は9000系の増備に伴って真っ先に廃車となった車両群でもあり、2007年度中に全廃となった。
2007,12,15 桜上水 |
|
10連を組み本八幡行き急行に充当される6030番台。2007年の全10連化後は編成が固定化された車両も多かった。直通車両は、橋本方に増結車2両を組み込む形になっており、本線運用の車両とは異なる。6000系の新宿線への乗り入れは2009年6月に30番台が全廃となるまで続いた。尚、一部編成の運番表示器は写真のようにLED化されていた。
2007,10,31 桜上水 |
|
本線用の増結車は、直通用増結車とは異なり新宿寄りに連結されていた。6000系だけでなく9000系と連結する事も多く、最低1本はこのように準特急運用に就いていた。因みに7000系との増結も可能だが、電気機器の相性が悪いと言われているようで、その実績は殆どない。
2009,01,26 桜上水 |
|
ワンマン運転に対応した6416F。2000年の競馬場線ワンマン運転開始に伴い改造されたもので、同編成と6417Fの2本が改造された。平日の競馬場線に充当されている。この編成は2009年に塗装が変更されている。
2007,11,20 東府中 |
|
1991年に製造された6020番台。ラッシュ対策用に京王唯一の5扉車両として5連4本が製造されたが、他車と乗車位置が異なり座席数も減少する事から評判はよくなく、早々に運用をひいてしまった。このうち5連2本は4扉への改造がなされており、戸袋窓のない姿が特徴的であった。当初はそれぞれ他編成と組んでいたが、末期は20番台同士で10両編成を組み、朝ラッシュ時の優等運用を中心に活躍した。このユニークな編成は2009年に廃車されている。
2007,10,31 桜上水 |
|
5扉のまま残った6722F。こちらも元々は5連を組んでいたが、1両を6721Fに組み込んだため(2007年廃車)こちらは4連を組んでいる。2000年にワンマン化対応工事を受け、以後は動物園のラッピングを纏い動物園線専用車両として充当された。2011年3月の引退時まで存続した唯一の編成である。
2008,10,11 多摩動物公園 |
|
6416Fは、2009年になってからアイボリーに臙脂帯という旧塗装に塗り替えられた。ただし近年まで纏っていたものではなく、前面帯が絞られ前面表示器が黒塗装化されていないという登場時の姿が再現されている。写真は2011年1月の最末期の姿であり、さよならヘッドマークが取り付けられている。1月末に運用を離脱した。
2011,01,19 東府中 |
|
京王れーるランドに静態保存されている6438号車。長らく引退時の姿で保存されていたが、2023年のリニューアルに際し往年のアイボリー地に臙脂帯の姿に復元された。上記の前面帯が絞られた塗装は早々に見ることができなくなったが、この塗装は2002年の塗装変更まで実に約30年間見ることができた。正に6000系を象徴する塗装である。更に2023年5月からは排障器も外されて展示されており、昭和〜平成初期の姿が再現されている。
2023,05,19 京王れーるランド |