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2000系は2025年に製造が開始された京王線用の通勤型車両である。それまで京王線ではデュアルシートを採用した5000系が製造されていたが、本形式は9000系以前の車両と同様オールロングシート車として製造されている。総合車両製作所製で、同社の手掛ける軽量ステンレス製車体「sustina」を5000系に次いで採用している。トータルデザインの決定に際しては、メーカーのデザイン案から利用者や社員の声をAIにより分析することで選定しており、その結果「ラウンド型」を基調としたデザインとなった。前頭部は9000系以来となるアイボリーを基調に塗装された他、前述の「ラウンド型」により丸みを帯びた形状となっており、古代魚「サカバンバスピス」との類似性が話題となるほど特徴的なデザインとなった。側面は上部に京王レッド、腰部に京王ブルーの帯を配したほか、窓周りを中心に随所に水玉模様を配している。制御方式は9000系リニューアル車両に次いでフルSiC-VVVFインバーター制御方式となり、7000系(更新車)に比べて約20%省エネ性能が向上している。主幹制御器はT型ワンハンドルマスコンハンドルで、将来のワンマン運転に備えた機器類も備え付けられている。前述のとおり車内はオールロングシートとなっている。シートモケットは通常座席がオレンジ系、優先席がピンク系で、こちらも水玉模様があしらわれている。床の色は通常部が青系、優先席はピクトグラムが描かれたピンク系、乗降扉付近が黄色と区分されているが、弧を描くように区分けられている点が特徴である。また、袖仕切りも大きく弧を描いた造形であり、総じて内外装とも「ラウンド型」を強調したものとなっている。京王八王子方5両目の半分は「ひだまりスペース」と称する座席のないフリースペースとなっており、車いすやベビーカー利用者も利用しやすいスペースとなった。同所には腰当て、腰当てつきのカウンター、子供から大人まで対応する手すりが設置されている。またこの部分のみ窓が大型化されており、子供でも車窓を眺めやすいよう配慮されている。また、乗務員室との仕切り扉の窓は下方向に拡大された他、同付近の手すりの位置もやや下部に設置され、小さい子供でも前面眺望を楽しめるようになっている。各車に2台設置される空気清浄機は鉄道車両として初めて「ナノイーX」を用いたものが採用され、車内環境の向上が図られている。この2000系は2026年1月末から営業運転を開始した。2027年度末までに10連4本の陣容となる予定となっている。
2026,05,21 京王よみうりランド |