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1969年登場。2200系に次いで、旧型車両の置き換えと通勤型車両のサービスレベル向上を目的に導入された車両であり、関西における通勤型車両で、初めて冷房装置を搭載して落成した車両である。車体・性能とも2200系に準じたものであるが、ヘッドライトがシールドビームとなった他下部のライトが角型に変わり、2200系とは前面の印象が異なる。また、将来の昇圧を前提とした造りになっており、電装品は当初から複電圧仕様となっている。2400系は1970年までに7連6本42両が製造された。それまでの車両は制御電動車が存在し、運用によっては編成の付け替えを行えるようになっていたが、2400系ではそれを廃し、当初より固定編成としている。1988年以降更新工事が施工され、6000系に準じた内装となった他、方向幕の設置や前面貫通扉の変更などがなされ、印象が変わっている。制御方式も抵抗制御から界磁添加励磁制御となり、回生制動も取り付けられた。更に補助電源装置がSIVへと換装されたが、これは京阪では初の導入となっている。このような更新は経ているものの現在に至るまで一度も編成変更や廃車はなく、全車とも主力車両として活躍している。尚、2400系は元々菱形パンタグラフを搭載していたが、近年になり2600系から発生した下枠交差型パンタグラフへの換装が行われている。
2008,03,08 大和田 |