2004年以降翌年にかけて製造された単行気動車である。既に製造されていたキハ2200形と同様の車体を有しており、中扉が両開き・前後の扉が片開きという構造も同一であるが、こちらは下周りがキハ2300形と揃えられており、変速機における切り替えの自動化や制動方式への電気指令式ブレーキの採用、更に保安ブレーキの二重化もなされている。このため、キハ2300形以降の車両とは連結が可能であるが、キハ2200形以前の車両とは連結が出来なくなっている。車内はロングシートで、水海道以北における運賃収受式のワンマン運転・水海道以南でのワンマン運転にも対応しているが、キハ2200形と異なりこちらには当初から扉鴨居部に車内案内表示器が設けられており、サービス面では同車に比べて一歩上回っている。因みに全車とも新潟トランシスで製造されたが、最初の2両に関しては中越地震による影響でメーカーからの輸送が遅れたという経緯をもつ。現在は6両が在籍しており、水海道以北を中心に常総線の全線で使用されている。尚、増備車は化粧板等一部仕様が変更されている他、2004年に落成した初期車2両は当初新設された快速の運転には対応していなかったが、現在ではその制限なく使用されている。 2012,11,10 水海道車両基地 |
■Variation |