1982年登場。更に輸送力の増強と車両近代化を図るために製造された車両で、既に登場していたキハ310形同様、国鉄で廃車になった気動車の走行機器を流用して、車体を新製したものとなっている。ただしこちらはキハ20系の機器が流用されているほか、車歴上は新製車として扱われている。また全車とも新潟鉄工所にて製造された。両開き3扉の車体はキハ310形に類似しているが、こちらはデザインが変更されており、前照灯・尾灯とも窓下部に設けられている他方向幕が新たに取り付けられている。側面では扉形状が変更されており、キハ310形と比べて窓が大型となり更にステンレス製となっている。車内はオールロングシートで、基本的にはキハ310形と変わりはない。1984年までに8両が製造されたが、こちらは当初より編成が固定されていた(単行車両などを連結し、3連以上で走行することはあった)。当初は非冷房であったが、1996年以降順次冷房化が施され、同時に機関換装もなされている。その後2005年の水海道以南における完全ワンマン化に伴いワンマン運転対応装置が設置された他、車内案内表示器やドアチャイム、自動放送装置も装備され、更にサービスレベルの向上が図られている。現在も1両の廃車もなく全車常総線の水海道以南を中心に使用されている。 2012,11,10 水海道車両基地 |