2000形
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 2010年登場。開業時より使用されている1000形の置き換え用に製造された、シーサイドラインの新型車両である。車体は1000形と異なり軽量ステンレス製となったが、車両デザインは沿線の有識者等で立ち上げられたプロジェクトのもと設計されており、そのもとに採用された幾何学模様が特徴となっている。制御方式はIGBT-VVVFインバーター制御方式が採用されており、東洋製の機器が搭載されている。車内はセミクロスシートとなっており、初めてクロスシートが導入された。また1000形では無人運転時でも乗務員スペースには立ち入りができなかったが、同車では乗務員スペースも通常の無人運転時には客室として開放しており、その部分に座ることができるようになっている。またセキュリティ強化の目的で監視カメラが設置された他、扉付近に液晶の案内表示器が設けられる等、サービスの向上も図られている。第1編成は2011年2月のダイヤ改正営業運転を開始し、以降2014年までに5連16本が製造され、同数の1000形を全て置き換えた。結果、シーサイドラインは2000形の独擅場となっており、シーサイドラインの新たな顔として活躍している。尚、2014年製の1編成に限り帯色が異なり、赤と黒を基調とした帯が配されている他、前照灯もLED灯に変更されている。2019年には車内案内表示器が17インチサイズに拡大される等更にマイナーチェンジが施された2編成が追加増備されており、このうち1本は波をイメージした独自の外装となっている。

 2012,08,25 福 浦



■Variation
 前照灯が換装されつつある2000形。LEDの前照灯は最終増備の第46編成で初めて採用されたが、現在は他編成にも波及している。

 2018,07,07 市大医学部
 2014年の最後に増備された第46編成。1000形にも1編成存在したように特別仕様車として製造され、他の車両と異なり赤と黒帯を巻いた比較的シンプルなデザインとなっている。これは「夜明け前の夜空にひときわ明るく輝く星」をイメージしたデザインで、側面にはそれをイメージしたイラストが描かれている。なお、2019年に製造された第48編成は、この編成とは異なる独自の外装となっている。

 2018,07,07 市大医学部
2020/02/27