500形
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 2006年登場。老朽化した300形の置き換え用に製造された車両である。2003年に引退した初代500形をイメージしたデザインとなっており、従来車に比べて丸みを帯びたデザイン等は初代から受け継がれている。初のオールステンレス車ながら20形に準じた塗装が施されており、緑とクリームをベースに金色のラインが配されたものとなっている。制御方式は江ノ電で初めてIGBT-VVVFインバーター制御方式を採用し、回生制動も装備することから省エネにも優れるが(尚、回生失効対策で発電ブレーキも併用)、機器面に関しては完全新製ではなく、300形の発生品である台車や電装品が一部流用されている。車内はロングシートの比率が増えており、混雑時には立ち席スペースになる跳ね上げ式座席も採用されている。また扉鴨居部には江ノ電で初めて液晶案内表示器が2台設置され、観光案内や次駅案内等が流せるようになっている。2008年までに2連2本が製造され、同本数の300形を置き換えた。主力車両の1つとして活躍している。

 2008,09,02 鵠 沼〜湘南海岸公園