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1960年以降に製造された12両は当初全車とも空気バネ台車を搭載しており、乗り心地向上に一役買っている。ただしこの空気バネ台車は保守がコイルバネ台車よりも煩雑であり、600形の廃車はこのグループを中心に発生している。605号車がイベント用となり、615号車が2009年に新造のコイルバネ台車へと換装されたことで、通常運転に供される空気バネ台車搭載車両は4両に減少している。
2014,08,03 鹿児島市交通局(高麗町車庫) |
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1959年に製造された4両はコイルバネ台車を搭載する。また、排障器の形状も他のグループとは異なっており、外観上の差異となっている。因みに1959年製の車両のみ、600形では唯一日立製作所で製造されている。トップナンバー601号車は2013年より塗装変更され、「白くま黒豚電車でんでん」と称された。これは鹿児島国際大学の学生を中心として企画されたもので、鹿児島で有名な「白くま」と「黒豚」をイメージしたイラストが描かれており、また塗装も片側が白、もう片側が黒となっているため、見る角度によって印象が大きく異なる。当初は1年間の計画であったが、1年を経過した後も大きな変化はなく推移している。
2014,08,04 郡 元 |
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上記601号のパンタグラフのない前面は白色でシロクマを模したイラストが描かれている。尚、前述のとおり反対側の側面は黒色に塗られている。
2014,08,04 郡 元 |