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旧塗装時代の600形。瓦町駅に併設していた百貨店「コトデンそごう」のイメージカラーが採用されていたが、経営再建に伴うラインカラー導入に伴い2002年より新塗装への塗り替えが進み、2006年までに全て塗り替えられた。また2007年までは旧性能車の定期運用が存在しており、600形と旧型車を併結する運用も多々見られた。
2005,08,08 片原町〜瓦 町★ |
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「おーいお茶」のラッピングが施されていた600形。2002年の経営再建以降、車両への全面的なラッピングが施されるようになったが、その配色は路線のラインカラーが考慮されたものとなった。この「おーいお茶」ラッピングは現在1300形に引き継がれており、この車両自体も2011年に琴平線に転属している。尚、600形の中には東山線の250形・700形ではなく、名城線用1000形グループの中間車を先頭車化改造した車両が存在する。前面のデザインは同一だが、車体断面が東山線の車両とはやや異なっておりこちらの方が上部に丸みを帯びていない。
2005,08,08 片原町★ |
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長尾線用の塗装を纏う600形。長尾線用の車両はオフホワイトとラインカラーであるグリーンのツートンカラーとなっている。尚、2007年からは路盤強化によって18m級の車両が入線できるようになったため、同線の600形は大半が琴平線や志度線に転属しており、長尾線用として残存する編成は2本のみとなっている。
2005,08,08 高松築港〜片原町★ |
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2011年になり、琴平線に転属した600形。同年、長尾線用に1300形が2本配置されたことによるもので、置き換えられた600形2本が今度は経年の進んだ1070形・1080形各1本を置き換えるべく琴平線に玉突きされた。同線用の塗装であるオフホワイトとイエローのツートンカラーに塗り替えられており、600形の中では異彩を放っている。琴平線では1060形の引退後久々となる両開き車両だが、全長15.5mと他の琴平線車両より小さいため、専ら2本組んだ4両編成で区間運用を中心に使用される。
2013,12,29 仏生山 |
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長尾線への大型車投入によって置き換えられた600形は、前述の2本を除いて志度線に転属したが、このうちの2編成4両は従来旧型車が担っていた増結用車両に転用された。増結車は800番台の車号となり、801〜804号車に改番されている。編成を崩して全て瓦町方を向くようにしたため、半数の車両が方向転換や電装撤去がなされている。また、後部の貫通路は塞がれており、その部分には固定窓が新たに設けられた。尚、この800番台は単なる制御車となっているが、自車のコンプレッサーを動作させるために全車ともパンタグラフが搭載されている。800番台は2007年9月より志度線で営業運転を開始したが、同時に従来はラッシュ時のみだった志度線での3連運転が終日行われるようになっている。しかし、2022年4月からは志度線でワンマン運転が実施されるようになったため、800形を連結した3両運転は朝時間帯の1往復限定となった。
2013,12,28 八 栗 |