タキ1300形
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 日本最後のセメント貨物列車である東藤原(太平洋セメント藤原工場)〜四日市港間の貨物列車は、長年タキ1900形により運用されてきたが、延命工事を施されているとはいえ経年を超過し老朽化が進んでいた。その置き換えを目的に2023年以降製造されたセメント輸送用タンク車がタキ1300形で、置き換えるタキ1900形の最終新造(1981年)以来、久方ぶりとなるセメント輸送用の貨車である。全車とも太平洋セメントの私有貨車で、日本車輌にて製造されている。塗装はそれまでのタキ1900形から一新され、ホキ1100形と同様白を基調に、太平洋セメントのコーポレートカラーである青帯を巻いた出で立ちとなった。なお、手ブレーキを有する側のデッキ部のみ、一部黄色く塗装されている。荷扱の方式はタキ1900形のエアスライド方式を継続しているが、前述のとおり既に東藤原〜四日市港間以外でセメント輸送が行われていないことから、両拠点の荷役設備に特化した設計となっている。即ちハッチは中央部に大型のものが1か所のみ設置された他、取り卸し口やタンク上部への梯子が片側にのみ設置されており、その点は既存のタキ1900形と異なっている。なお、積載荷重はタキ1900形から1t減少した39t積みとなっている。台車はホキ1100形とほぼ同系のものが搭載されており、最高時速95q/hでの走行が可能である。タキ1300形は2023年の時点では量産先行車1両のみの陣容で、各種試験等が行われた後、2025年2月からタキ1900形に混じり貨物輸送を開始した。同年には量産車が投入されており、2026年3月からは本系列のみで組成された貨物列車の運転も開始されている。2028年度までに60両が増備される予定であり、タキ1900形を順次置き換えていく。

 2026,06,30 東藤原


■Variation
 逆側から望む。タキ1900形では両側に梯子があったが、本形式では片側にのみ設置されている。逆に取り卸し口はこちら側にのみ設置されている。なお、本形式では手ブレーキがある側のデッキ手すり、ステップが黄色く塗装されている。

 2026,06,30 東藤原
2026/06/30