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タキ1000形の栄えあるトップナンバーであるタキ1000-1。本車とタキ1000-2の2両はそれぞれ異なる台車とブレーキ装置を搭載しており、運用しながらランニングコストや荷役時の作業効率等が検討され、本車で試用されているものの台車をベースとした台車が採用された。なお、これら量産先行車は台車の軸受けが三角形で、外観上の特徴となっている。
2023,02,25 蘇 我 |
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日本オイルターミナルが所有しているタキ1000形は当初青15号以外にスカイブルーと銀色の帯を巻いた姿であったが、現在は青5号一色となっており、この姿は見られなくなっている。
2008,09,10 大 宮 |
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日本オイルターミナル所有のタキ1000形前期車。現在は青15号の一色塗りとなっている。
2024,02,24 蘇 我 |
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日本オイルターミナル所有のタキ1000形後期車。台車の補強板が省略されている。かつてはカラフルな矢羽があしらわれた車両も存在したが、現在は青15号の一色塗りとなっている。
2023,08,09 蘇 我 |
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日本石油輸送所有のタキ1000形後期車。こちらも台車の補強板が省略されている。なお、本車はエネオスのロゴマークが描かれているが、エネオスのマークが描かれている車両は、エネオスの油槽所がある根岸駅・仙台北港駅を常備とするタキ1000形の一部に限られる。
2019,08,15 甲 府 |
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所謂「米タン」と称される、米軍横田基地へのジェット燃料輸送に用いられるタキ1000形。日本石油輸送の私有貨車で、2010年製のタキ1000-891から2013年製のタキ1000-938までが該当し、いずれも安善駅を常備駅としている。外装は他の日本石油輸送所有車両と変わらないが、積載物を示す米米軍用の表記が記されている他米軍の第三者使用票が取り付けられている等の差異がある。本輸送でタキ1000形は12両編成に統一されており、安善から浜川崎、新鶴見、梶ヶ谷、立川を経て拝島駅近隣の横田基地を結び、週に2〜3日程1日1往復運転される。かつては南武線を北上して立川から青梅線に入線するルートがとられ、最高時速は75km/hであったが、本系列で「米タン」が統一された後の2014年以降は武蔵野南線を経由するようになり、最高時速も95km/hに引き上げられている。
2024,01,28 安 善 |
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2021年にタキ1000形は通算1000両の大台に達した。製造から1000両が達したことを記念し、タキ1000-1000は、上部が日本石油輸送を現す緑、日本貨物鉄道を現す水色、日本オイルターミナルを現す青からなるトリコロールカラーとなる特別塗装が施されている。鉄道博物館の特別展示車両にも抜擢される等、タンク車の中でも最も注目を集める1両といって過言ではない。
2023,08,09 蘇 我 |