ホキ2000形
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 ホキ2000形は製造から40年が経過したホキ9500形の老朽取替用を目的として製造された35t積石灰石運搬用ホッパ車で、矢橋工業の私有貨車として2011年以降に日本車輌で製造されている。車体はホキ9500形とほぼ同一で、粉状の石灰石を積載した際に飛散しないよう、新造当初より車体上部にカバーが取り付けられている。台車の形状もホキ9500形に準じているが、こちらは軸受の軸ゴム追加など、高速コンテナ車の特徴も反映しており、最高時速95km/hでの運行が行える。カバー部分も含め、塗装は赤3号に統一されており、「赤ホキ」と称されることもある。現在も増備が進み、2024年の時点では54両が在籍しており、漸次ホキ9500形を置き換えつつある。全車とも西濃鉄道の乙女坂駅を常備駅とし、乙女坂〜美濃赤坂〜笠寺〜名古屋南貨物間において石灰石輸送に従事している。

 2019,07,16 美濃赤坂


2024/04/15