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1993年登場。老朽化したキハ20系やキハ45系の置き換え及びワンマン運転の推進を目的に製造された、ローカル線向けの気動車である。既に導入されていたキハ200系とは異なり、こちらは新潟鐵工所が主に第3セクター向けに開発をしていた「NDCシリーズ」の一車種となっている。車体は全長18m級の普通鋼製で、ワンマン運転に適応し車両の前後に引き戸を備えるるが、乗務員扉は設けられていない。単行での使用の他、数両を連結しての走行及び2両以上でのワンマン運転も予定されていたことから前面には貫通扉、貫通幌を有し、窓下に前照灯・尾灯を配したデザインとなっている。車体の配色はドーンデザイン研究所が手掛けており、黄色を基調に「Y-DC125」というレタリングが施されている。エンジンはキハ31形に搭載されているDMF13HSの出力強化版といえるDMF31HZ(330PS)を1基搭載する。なお、キハ200系は電気指令式ブレーキを有し独立した運用に就くことを前提としているが、こちらの制動は自動空気ブレーキとなっており、既存の車両との併用が可能となっている。車内はセミクロスシートとなっており、明るい色調の外観とは対照的に灰色を基調とした暗色系にまとめられている。なお、製造当初はトイレは設けられていなかったが、2003年以降車椅子対応型トイレが増設されており、その部分については側窓が埋められている。キハ125形は1993年1月に11両、同年12月に14両が落成し、総勢25両の陣容で唐津・大分に配置された。尚、前期導入車と後期導入車では細部がやや異なっている。現在も所属は変わらず、唐津所属車は筑肥線・唐津線で、大分所属車は久大本線や豊肥本線、日田彦山線で活躍している。一時期は筑豊本線の所謂「原田線」と称される区間にも導入されていたが、現在は撤退している。登場から20余年経った現在も全車健在であり、主力車両の一つとして活躍しているが、2014年以降大分に所属する車両の一部で座席の一部が撤去される改造がなされ、該当車は100番台に区分けされている。因みにJR九州では廃止となった高千穂鉄道からトロッコ気動車2両を譲受の上、特急型車両へと改造を施しているが、その際には車長・性能が類似していることからキハ125形へと編入され、400番台に区分されている。
2013,03,20 日 田 |