キハ48形みのり
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 2008年秋に行われた「仙台・宮城デスティネーションキャンペーン」にあわせ、陸羽東線を走行する観光快速列車用にキハ48形から改造された車両であり3両編成を組む。「リゾートしらかみ」や「き・ら・き・らみちのく」に準じた改造がなされており、1・3号車の運転台が新設された他側窓が非常に大型のものとなり眺望性が向上している点は同じものの、塗装は深緋色をベースに金色の帯が配されたものとなり、陸羽東線沿線風景を表現したものとなっている。車内はフリーストップ式リクライニングシートが1200mmピッチで設けられており、展望スペースやイベントスペースも設けられているが、個室や和風車両のような設備は設けられていない。尚、改造に際して車番の変化はない。この「みのり」という名前はかつて特急列車にも使用されていたが、公募によって選ばれたこのネーミングは、「稲穂」実りある収穫、「温泉」実りあるひととき、「紅葉」実りの秋「実り多い旅にしてほしい」ということから名づけられたものである。2008年10月より営業運転を開始し、快速「リゾートみのり」として仙台・小牛田〜新庄間にて使用されている。長らく陸羽東線の花形車両として用いられたが、老朽化が進んだことから2020年8月にさよなら運転が行われ、直後に廃車されている。

 2009,08,26 鳴子温泉


2020/12/23