キハ40系越乃shu*kura
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 「越乃shu*kura」は2014年の新潟デスティネーションにあわせて登場したジョイフルトレインの一つで、八戸運輸区で余剰となっていたキハ40形・キハ48形計3両を種車とし、郡山車両センターで改造が施された。同車は米どころであり地酒の種類が豊富な新潟の「酒」にフォーカスし、列車に乗車しながら利き酒・地物の肴を堪能でき、更に音楽を楽しめる列車に仕上がっている。鉄道車両で「酒」をコンセプトとしている点は全国的に見ても稀有な存在である。車体は種車の面影を残しているが、通常前面に出る車両の前照灯がLED灯に換装されたほか、行き先表示器には愛称のロゴマークが掲示されている。また、眺望性を重視するために側窓は大型固定窓に換装され、後述のカウンター部分は窓が埋められている。塗装は「新潟らしさ」を押し出したものとなり、「藍下黒」と呼ばれる伝統色と白を基調としたカラーリングでまとめられている。因みに種車は元々八戸線で使用されていたことから非冷房であったが、改造に際し冷房化も併せて行われている。直江津・上越妙高方に連結されるキハ48-558はびゅう商品専用車両で、グループ利用を想定した内装となっている。4人掛けの「らくらくボックスシート」や2人掛けの「くつろぎペアシート」「展望ペアシート」と称する海側を向いた座席が配置されており、この号車の乗客には専用の料理や酒類等が供される。中間のキハ48-1542は酒蔵をイメージしたイベントスペースとなっており、端部に「蔵守」というサービスカウンターが設置され、物販販売の他、同列車の特色として利き酒スペースも設置されている。イベントスペースには酒樽をイメージしたテーブルが配置されている他、このスペースを活用したジャズ等の生演奏や各種のイベントも行われる。新潟方に連結されるキハ40-552は普通車指定席で、フリーストップ式リクライニングシートが1200oで展開する。1・3号車とも乗務員室背後にソファーシートを備えたサロンコーナーが設けられている他、車端部妻面には車内案内表示器が設けられている。「越乃Shu*Kura」は2014年5月より営業運転を開始し、同列車名で運転される際は十日町〜高田(新幹線開通にあわせ上越妙高まで延伸)間で運用される。同車の充当列車は区間により列車名が変わり、例えば「ゆざわShu*Kura」では上越妙高〜越後湯沢間、「柳都Shu*Kura」では上越妙高〜新潟間となっている。この他稀に関東地方でも営業運転を行うことがあり、宇都宮線や内房線にも入線実績がある。

 2015,07,25 青海川


■Variation
 中間に連結されているキハ48-1542。「蔵守」と称される定員外のイベントスペースとなっており、バーカウンターも備える。随所に酒樽を模したテーブルが設置され、地酒等を味わうことができるほか、ジャズ等の生演奏が行われることもある。なお、反対側(カウンター側)では一部の窓が埋められている。

 2015,07,25 青海川
 3号車に連結されるキハ40-552。唯一キハ40形からの改造であり両運転台構造となっている。この車両はリクライニングシートとなっており、びゅう商品専用である1号車とは異なり普通車指定席券を持てば乗車することができる。

 2015,07,25 青海川