403系
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 1965年登場。電化区間の拡大に伴って投入された、401系の増備車両である。車体は401系後期車とほぼ同じであるが、主電動機がMT46型からMT54型へと変更されて出力増強がなされている。尚、電動機の関係ない制御車に関しては、113系と同様401系からの続番となっている。1968年までに4連20本が製造された後は415系が増備されることとなったため以降の新造はなされず、比較的少数派の存在であった。尚、403系の通風器は通常グローブ型ベンチレーターであるが、1968年製の最終増備車に限り通風器が押し込み型に変更されている。全車非冷房のまま廃車された401系と異なり、1979年以降は一部を除き冷房化改造や特別保全工事が施行され、大半の車両は21世紀になっても現役で使用されていた。しかし1997年にE501系に一部が置き換えられた後、2005年以降E531系によって急速に置き換えられ、2007年3月のダイヤ改正で全車運用を離脱し、翌年までに全車廃車されている。

 2005,05,03 北千住★


■Variation
 国鉄時代に前面強化改造が試行された車両に関してはJR化後もデカ目のまま残り異彩を放った。165系が全廃となってからはJR東日本で唯一白熱灯を採用している車両となったが、惜しまれつつ2005年に廃車されている。

 2005,05,03 北千住★