287系
トップページ鉄道写真図鑑JR特急型電車>287系
 2010年登場。老朽化した183系(JR西日本車)及び381系の置き換えを目的に製造された直流特急型車両である。683系4000番台をベースとしており、車体は同車と同じく前頭部を含めアルミ合金製である。前頭部は高運転台かつ貫通扉構造で、アルミ合金製車両ではあるが衝撃吸収構造を採用している。683系の貫通型先頭車にあった飾り帯は省略されているため、前面は白一色のシンプルな造形となっている。なお、一部車両については貫通扉は準備工事に留められている。321系以降の通勤・近郊型電車で採用されていた0.5M方式システムを特急型車両として初めて取り入れ、各車とも0.5M、0.5Tとし、各車に制御装置を搭載することで台車単位での力行・制動の制御が可能となっている他、各車とも機器類を共通設計できるため、イニシャルコストの低減、保守面の合理化が図られている。このシステムの採用により、初めて「クモロハ」という形式が誕生している。制御方式はIGBT-VVVFインバーター制御方式が採用されている他、近郊型車両でも実績のあるデジタル伝送装置を車両情報システムとして導入した。なお、最高時速は130km/hとなっている。車内も概ね683系4000番台に準じており、普通車は2+2人掛けの回転式リクライニングシートシートピッチ970oで展開し、グリーン車は1+2人掛けのリクライニングシートが1160oピッチで配置されている。車内案内表示器はLEDスクロール型で、妻面の鴨居部に設置されている。なお、グリーン車の全席と普通車の妻部には電源コンセントが備え付けられているが、読書灯は各座席とも省略されている。トイレは車いす対応の多機能トイレを各編成に1か所は備える他、基本編成については多目的室も備えられている。287系はまず福知山に配置された編成が2011年3月のダイヤ改正より特急「こうのとり」「きのさき」「はしだて」「まいづる」で営業運転を開始した。次いで日根野にも本形式が投入され、2012年3月のダイヤ改正より特急「くろしお」で営業運転を開始した。現在は総勢97両の陣容であり、本形式の後に投入された289系と共に活躍している。なお、同じ列車に使用されている289系とは構造の違いから連結できず、同系とは運用が分かれている。

 2015,05,04 城崎温泉


■Variation
 日根野区に配置された287系は、窓下にオーシャングリーンの帯を巻いている。基本編成が6両を組んでいる点も福知山区の287系とは異なる点である。なお、付属編成は組成上福知山区の287系と共通であり、多客時には「こうのとり」等の増結に用いられることがある。

 2016,12,31 鶴ヶ丘
 「KYOTO SANGA TRAIN」として、Jリーグチーム「京都サンガF.C.」に因んだラッピングが施された287系。福知山に在籍する編成のうち、3連、4連各1本にラッピングが施された。京都サンガF.C.のチームカラーである紫を基調に、「海の京都」を表す青、「森の京都」を表す茶色があしらわれている。

 2024,06,01 西舞鶴
 日根野に在籍するHC602編成は、特急「くろしお」運転開始60周年を記念し、2025年以降かつて381系で運行されていた特急「スーパーくろしお」の初期塗装をイメージしたラッピングが先頭車に施された。前頭部には381系を模してタイフォン、国鉄特急シンボルマーク、飾り帯を模したラッピングが施された他、中央部には「スーパーくろしお」の愛称表示を模した記念ステッカーが貼りつけられた。

 2025,09,01 野 田
2025/12/07