NT800形
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 1988年登場。のと鉄道の開通に際し、奥能登観光に特化したリゾート列車用に開発された急行型車両で、「のと恋路号」の愛称を持つ。車内は眺望性を向上させる為にハイデッカー仕様であり、更に大型曲面ガラスに採用することでより眺望が楽しめるよう工夫されている。座席は転換クロスシートを基本に、海側を向けてソファシートを配した造りとなっている。更に七尾方先頭車のNT802号車にはカウンターも設けられており、これらの設備と相まって他車とは一線を画す車両となった。開業から線内の有料急行「のと恋路号」として運行を開始し、のと鉄道のフラッグシップとして活躍したが、「のと恋路号」は2002年に定期運用を終了し、以降は波動輸送用に残されたが2003年に休車、能登線の廃止に伴い2005年には廃車された。廃車後は能登中島駅に保存されていたが、後に穴水駅に移されており現在はNT-127号車と共に穴水駅旧0番線に留置されている。

 2011,08,01 穴 水