KR-500形
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鹿島鉄道
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1989年登場。同年の石岡南台駅開業による便数向上・旧型車置き換えによるサービスアップを狙って新潟鐵工所にて製造された、鹿島鉄道としては最初で最後の自社発注車両である。全長16.3mとキハ430形と同じほど小柄ながら鹿島鉄道の車両としては初めて冷房装置を採用しており、観光輸送の観点から車内はボックスシート主体のセミクロスシートとなった。KR-501〜KR-505の総勢4両が製造され(KR-504は忌み番号として欠番)、廃止まで鹿島鉄道の主力車両として活躍した。尚、登場当初は全車同じ色の帯を巻いていたが晩年は帯色が車両ごとに変更されていた。廃線後は小湊鐵道への譲渡計画があったが結局立ち消えとなり、KR-501とKR-505が保存された以外は解体された。
2005,08,14 石 岡★
■Variation
KR-502号は赤色の帯が巻かれていた。写真は廃線を前にヘッドマークを取り付けている様子。
2007,03,27 石 岡
「あさざ号」として走るKR-502号。沿線の霞ヶ浦に自生する「アサザ」の花が咲く季節にヘッドマークが取り付けられた。
2005,08,14 常陸小川★
KR-503号は緑色の帯が巻かれていた。
2005,08,14 常陸小川★
KR-505号は水色の帯が巻かれていた。このように「厄除け列車」として走行することもあった。
2005,08,14 石 岡★