キハ3710形・37100形
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 キハ3710形・・・1995年登場。老朽化の進んでいたキハ10形の置き換え用に登場した1960年製のケハ600形以来実に35年振りとなる自社発注車両である。新製時より冷房装置・ワンマン装置を備えており、茨城交通では初の冷房車である。車内はロングシートで、車椅子スペースを備えておりバリアフリーにも対応しているが、出入り口には在来車同様ステップがある。1995年と1998年に1両ずつが製造され、主力車両として活躍している。また、在来車両との連結運転も可能で、現在はあまり行われていないものの登場時を中心にその実績もある。尚、形式の3710は「湊」の語呂から付けられた。

 キハ37100形・・・2002年登場。外観はキハ3710形と殆ど変わらないが、ブレーキが二重化されており、安全面をより意識した仕様になっている。車内にはLED式の案内表示器が設けられ、サービス面の向上も図られた。現在は1両のみの在籍で、やはり主力車両として活躍している。尚、キハ3710形と連番で車号が振られている。

 2012,01,01 那珂湊


■Variation
 茨城交通時代のキハ3710形。路線バスのカラーリングともなっているこの塗装だが、経営移管後は塗り替えやラッピング張りが行われたため現在では見る事が出来なくなっている。

 2007,03,27 那珂湊
 2002年に増備されたキハ37100形。在来車両に比べて安全面・サービス面の向上が図られている。こちらも茨城交通時代の姿である。

 2007,03,27 中 根〜那珂湊
 キハ37100形はひたちなか海浜鉄道発足2周年を記念し2010年4月より「アニマルトレイン」のラッピングが施されている。従来の塗装の上にラッピングされている為、ところどころかつての塗装を見る事が出来る。

 2012,01,01 阿字ヶ浦