キハ22形
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 1971年に茨城交通に譲渡された車両。元は羽幌炭鉱鉄道の国鉄乗り入れ対応車キハ22形で、1960年以降に3両が製造された。車体は国鉄キハ22形に準じているが、運転台窓にある旋回窓が特徴的である。譲渡後は塗装変更もなく運用開始され、後に羽幌炭鉱鉄道の標準色がそのまま茨城交通の標準色となり他車にも採用されていった事は特筆される。その後幾度かの塗装変更を経て、特にキハ222は現在初期の国鉄気動車色を纏っており人気の車両となっている。1994年にはキハ221を除いてワンマン化改造が施された。キハ221は1998年に廃車されるが、廃車直前には羽幌炭鉱鉄道時代の塗装に塗り替えられ、最後の花道を飾った。また2009年にはミキ300形に置き換えられる形でキハ223が廃車となり、残るキハ222が孤軍奮闘していたが、これも2014年12月に営業運転を退くことになり、全車両とも営業線上から姿を消すこととなった。尚、キハ223は羽幌炭鉱鉄道時代の塗装に塗り替えられ、さいたま市内の眼科に静態保存されている。

 2007,03,27 那珂湊


■Variation
 1998年に廃車となったキハ221。引退直前に羽幌炭鉱鉄道時代の塗装に戻された。後に阿字ヶ浦駅構内に移送され、キハ201と連結された状態で留置されていたが、既に解体されており現存しない。

 2005,08,14 阿字ヶ浦★
 キハ222は後のスカ色にも通じる紺色とクリームの国鉄気動車標準色に塗られた。国鉄の車両ではないので当然以前に塗られたことがあるわけではないが、旋回窓と共に良い味を出している。

 2012,01,01 那珂湊