 |
キハ40-1793号車とキハ40-1799号車の2両は地域情報発信列車「ながまれ号」となり、外装は沿線の夜をイメージした紺色をベースに、車体下部に「函館山のシルエット」「函館市の街並み」「津軽海峡にきらめく漁火」、上部に「スターダスト」をモチーフにしたイラストが描かれている。この「ながまれ」は、「ゆっくりして」「のんびりして」という意味の道南の方言ということである。平常時は他社と共通で運用されており、3連を組んだ際に中間に組み込まれることもあるが、観光列車として用いられる場合は限定使用される。同車両を用いた観光列車プランは日本旅行がプロデュースしており、「ながまれ海峡号」という愛称がつけられた。日本旅行の旅行商品「赤い風船」で取り扱われており、同列車の車内や道中では地元産の食材を多用した料理やスイーツ等を味わうことができる。
2016,05,05 函 館 |
 |
元々「ながまれ号」以外はJR北海道色を纏っていたキハ40形だが、2016年以降、検査ごとに車両の塗り替えが進み、国鉄色に復元された車両や道南いさりび鉄道の独自塗装に塗り替えられた車両が現れた。最初に塗り替えられたキハ40-1814は、「道南の春」をテーマに、エゾカンゾウの色をもとにした山吹色をベースに青帯を巻いた姿となっている。
2022,09,16 函 館 |
 |
2018年に所謂「首都圏色」に塗装変更されたキハ40-1807。白Hゴムもあいまって、国鉄時代に近い姿となっている。
2022,09,16 五稜郭 |
 |
「ながまれ号」の1両であるキハ40-1799。2022年の検査出場に際し水玉模様やイラストが省略され、紺地に銀帯のみというシンプルなデザインになった。なお、函館運輸区に所属しているJR北海道のキハ40形同様、近年は尾灯のクリアテール化が進んでいる。
2022,09,16 五稜郭 |
 |
2017年に塗装変更されたキハ40-1815は、冬の北海道を象徴する雪をイメージして、白を基調に臙脂色の帯を巻く。
2024,11,16 五稜郭 |
 |
キハ40-1798は最後までJR北海道の標準塗装を堅持していたが、2019年に塗装変更され、キハ56系等と同色のクリーム4号と赤11号のツートンカラー、所謂「国鉄急行色」となって現在に至っている。
2024,11,17 函 館 |