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1965年登場。元々は大阪市電の1601形(1929年製)・1651形(1940年製)・1801形(1950年製)であり、3形式あわせて22両が1968年までに譲渡されている。いずれも中扉が両開きになっているのが特徴であり、大型車体と相まってラッシュ時の乗降の利便に貢献している。入線にあたっては、前照灯の移設や中央への方向幕の設置等がなされ、大阪市電時代とは印象が大きく変わっている。また、元1651形は前扉が折り戸であったものが引き戸に改造されている。尚、導入当初は350形等と同じ塗装であったが、900形入線にあわせて大阪市電に準じた塗装へと変更されて現在にいたっている。1979年までは全車在籍していたが、同年以降車齢の古い元1601形のグループより優先して廃車されており、うち1両はドラマの撮影に際し爆破されるというエピソードがある。また、廃車された車両の一部機器は700形へと流用されている他、電動貨車に改造された車両も2両存在している。2014年までは6両が在籍しており、残された車両は全車冷房化・大型方向幕化等がなされていたが、他の車両に比べ老朽化が進んでいるため、2014年以降は1000形によって置き換えが進み、2018年現在、通常の形態で残るのは762号車の1両のみとなっている。2014年までは終日稼働していたが、現在は基本的にラッシュ時中心の運用に就いている。なお、離脱した車両のうち、768号車は大規模な改造を経てビアガーデン電車「TRAIN ROUGE」となり、臨時運用に就く他、772号車はミャンマーに譲渡された。
2008,08,09 江 波 |