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3800形は1987年に登場した、3700形に継ぐ3車体連接車両である。基本的な車体構造は3700形に準じているが、こちらは広島電鉄の車両として初めてGTO-VVVFインバータ制御方式を採用。更に回生ブレーキ併用の電気指令式ブレーキを採用しており、省エネに優れている事はさることながら、従来の車両に比べて加減速性能も優れている。前面・側面共に、デザインはより洗練されたものとなった。尚、初期車は前照灯が丸型となっているが後に製造された車両からは角型に変更されており、単行車である800形と類似したデザインの変遷を経ている点は特徴の一つと言える。車内は3700形に引き続き、オールロングシートとなった。3800形は1989年までに9本が製造されており、以降の増備は3900形へと移行している。なお、前述のライト形状の他に、増備時期により空調装置や車内手すり、広告枠の設置位置等に違いが生じている。近年までは全編成とも荒手車庫に在籍しており、宮島線直通運用の2系統を中心に主力車両の一翼として使用されていたが、2019年より5200形の投入及び3000形の置き換え等の目的で千田車庫への転属が始まり、2021年現在では3編成が荒手、6編成が千田車庫の所属となっている。
2008,08,08 競艇場前〜広電宮島口 |