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1984年登場。3500形に次いでアルナ工機にて製造された、宮島線直通用の連接車両である。車体は3500形に準じた3両連接車体であるが(こちらの方がやや丸みを帯びた形状となっている)、制御方式は3500形で採用された電機子チョッパ制御方式ではなく、それまでに実績のある抵抗制御方式が採用されている。ただし駆動方式は平行カルダン駆動、制動には電気指令式ブレーキ、主幹制御器には両手操作式1軸ワンハンドルマスコンが採用されるなど、3500形で採用された機軸の大半は引き続き採用されている。車内については、3500形で取り入れられた片側クロスシートの室内配置は見直されており、オールロングシートとなっている。性能面では保安向上の為に第2編成以降に速度制御装置が取り付けられている点も3500形と異なるところである。3700形は1987年までに5編成が製造されており、3500形同様「ぐりーんらいなー」の愛称が付けられた。当初は全編成とも荒手車庫に所属していたが、近年までは2編成が千田車庫所属で市内線運用に、3編成が荒手車庫所属で宮島線直通運用に就いている。2019年になり全編成荒手車庫所属に戻り、宮島線直通運用を主体に充当される。
2008,08,09 宇品五丁目〜海岸通 |